「人で差をつける」サコダで、新卒営業・山西真翔が挑む——顧客の“ありがとう”が導くトップへの軌跡
今回は、2024年に新卒で入社し、自動車販売の営業職として活躍する山西真翔さんのインタビューをお届けします。同期の中でいち早く営業デビューを果たし、採用業務にも携わる努力家の山西さんが、どのようにして現在の道を歩み、仕事に情熱を注いでいるのか、その軌跡と素顔に迫ります。
まずは自己紹介をお願いします。そして、学生時代の経験と、その経験がサコダに入社するきっかけとなった理由を教えてください。

2024年に新卒で入社し、自動車販売の営業を担当しています。
学生時代は高校まで野球部に所属しており、高校野球ではチームとして甲子園に出場しましたが、私はメンバー外で人生初の挫折を経験しました。大学では野球からは離れて趣味の釣りに没頭していました。そんな中、大学3年生の時に飼っていた犬が病気で亡くなってしまい、そこで「当たり前の生活が当たり前じゃない」ということに気づかされました。
この出来事をきっかけに、大学生活を変えたいと強く思うようになり、たまたま誘われた長期インターンシップに参加することにしました。このインターンシップでは、新電力の完全歩合制の飛び込み営業を半年間行い、60人中トップの成績を収めることができました。この経験を通して、給料が成果に直結するやりがいを感じつつも、「これって本当にお客様のためなのだろうか?」という疑問を抱くようになりました。
就職活動をするにあたっては、「人から『ありがとう』と言われ、『この商品良いね』と心から思えるものを売りたい」と考えるようになりました。犬を亡くした経験から、日常生活に深く関わる商品(例えば、お米や飲み物、そして車など)を扱う営業職を探していました。
数ある企業の中からサコダ車輌を選んだ一番の理由は、そこで働く「人」と「環境」に強く惹かれたからです。また、就職活動では、何かあった時にすぐ親や祖父母に恩返しができる環境が良いと考え、広島で働くことに絞って活動していました。
現在担当されている業務内容について、詳しく教えてください。特に営業職としての日々の業務と、人事としての関わりについてもお聞かせください。

現在は、車の販売が主な業務です。お客様が来店された際に、商品の案内や車の魅力を伝え、購入に繋げる営業活動を行っています。
以前は車の保険や車検、点検に来られたお客様への乗り換え提案も行っていましたが、今年の1月頃からは販売をメインに担当しています。人事としては、まだ深く携わっているわけではありませんが、新卒採用のイベントで学生さんと話したり、業務の補助をさせていただいたりしています。
入社前に描いていた営業職のイメージと、実際に働いてみて感じたギャップはありましたか?

入社前は営業職は忙しいというイメージを持っていましたが、実際に働いてみると、想像していたよりも「もっと忙しい」というのが正直なギャップでした。
業務面だけでなく、お客様の管理にも多くの時間を要します。お客様にとって車は大きな買い物ですので、失敗は許されませんし、お客様に迷惑がかからないよう、自分ができることをしっかりやらなければならないという責任を感じています。
連絡対応やデータ入力、保険や車検に関する業務など、やることが非常に多くその点にギャップを感じました。
1日のスケジュールはどのような流れで進むのでしょうか?

出勤は8時なのですが、私は家が遠いこともあり、7時頃には会社に着いています。
新卒の間は量をこなすことが重要だと考えているため、出勤前の1時間は自主勉強やお客様管理の時間に充てていました。
9時から18時までが勤務時間で、平日は主に車検や点検で来店されたお客様への代替え提案や、お客様の困りごとを解決する時間に多くを割いています。点検のお客様で車の購入に繋がりそうな方がいれば販売の対応も行います。
土日は販売をメインに活動しています。会議が少ない日には、車の知識を深めたり、商談の流れを練ったり、失敗した商談を振り返ったりする時間に充てることもあります。
同期の中で一番最初に営業デビューされたとのことですが、その背景や心構え、そしてそのモチベーションの源は何でしょうか?

点検のお客様へのアプローチ目標を同期の中で一番早く達成できたことが、営業デビューに繋がりました。入社当初から「絶対に一番最初に目立ちたい」という気持ちを常に持っていたので、何か機会があれば積極的に発言し、自ら立候補するようにしていました。その行動が結果に結びついたのだと思います。
私の仕事のモチベーションは、大学時代に経験した愛犬の死が大きいです。
苦しいことや悩むことがあっても、「あの時、犬も頑張っていたから自分も頑張ろう」と思えます。また、休日に友人と遊んだり、大切な人と過ごしたりする「当たり前のこと」が楽しみで、それが仕事への原動力になっています。
常に向上心を持って仕事に取り組んでいるのは、将来結婚して子供ができた時に、しっかり養えるだけの給料やスキルを身につけたいという思いがあるからです。現状では、結果を出したり、量をこなしたり、仕事に取り組む姿勢でしか評価されないと考えているので、そこを一番に頑張っています。
初めて営業で成約した時のエピソードを覚えていますか?どのようなお気持ちでしたか?

はい、販売で初めてご契約いただいたお客様と、点検アプローチからご契約いただいたお客様、どちらのケースも鮮明に覚えています。
その当時も、今と共通してとにかく目の前のお客様に「喜んでもらえるように」という気持ちで一生懸命でした。お客様に喜んでいただく瞬間は様々ですが、最初は心を閉ざしていたお客様が、私との会話を通して打ち解けていき、「山西君から買ってよかった」と言っていただけることです。
また、アンケートで担当者への評価が高かった時や、納車の際にお客様が本当に嬉しそうな顔をされているのを見た時は、「やってよかったな」と心から思います。
お客様に心を開いていただくためには、「お客様を絶対に否定しない」ことを常に意識しています。まずは共感し、その上で「このような選択肢がありますよ」と丁寧に伝えること.そして、営業トークの中に雑談を交えたり、お客様との共通点を見つけたりして、私を信頼して任せていただけるような「雑談力」を意識して取り組んでいます。
車選びのサポートの具体例をお話すると、まず「普通車と軽自動車のどちらをお考えですか?」と伺い、そこからお客様の希望(燃費が良い、かっこいいなど)を具体的に深掘りしていきます。例えば、「どのような見た目が好きですか?」「どのような使い勝手を重視しますか?」「趣味やライフスタイルで車を一番使う場面は?」といった質問をヒアリングし、お客様に合った車種を複数提案して選択肢を広げていくようにしています。
お客様が車を購入するまでの期間は様々で、早い方だとその日に決めることもありますが、初めて来店される方だと車検のタイミングや生活状況によって、だいたい1年以内には購入に至るケースが多いです。長期にわたるお客様とのコミュニケーションでは、商談が進んだお客様には専用のLINEで連絡を取ることもあります。
最近では後追いの部署(インサイドセールス)もできたので、連携しながら効率的に対応しています。
営業職として特に努力したことや工夫してきたことは何ですか?

営業において最も工夫してきたのは、「質より量」を意識することです。同期の中でも一番数字を意識し、数をこなす場面を増やすよう努めました.朝早く出勤して自主勉強をしたり、時には夜遅くまで会社に残ったりと、周りがやらないようなことをコツコツと積み重ねてきました。朝の勉強では、車種の知識を深めたり、商談の流れを再確認したり、失敗した商談を振り返ったりしています。
特に時間をかけているのはお客様管理です。保険の継続フォローや、車の納期連絡、お客様が気にされていることの定期的な連絡、そしてお客様からのメッセージにはすぐに返信するよう徹底しています。車種の勉強では、軽自動車だけでなく新型車や普通車、変わった車種など、幅広い知識をインターネットで調べて習得するようにしていました 。
営業の中で特にやりがいを感じる瞬間はどんなときですか?

一番やりがいを感じるのは、お客様から「ありがとう」と言われること、そして喜んでいただけることです。
どのような車が良いか分からなかったお客様が、最終的に納得のいく一台を選び、「この車を選んで良かった」と言ってくださる瞬間は格別です。納車の時のお客様の笑顔を見るのも、大きなやりがいです。個人的には、目標の数字を達成できた時や、これまで成約が難しかったお客様の層や状況からご成約をいただけた時にも、大きな喜びを感じます。
最近では、母娘で車を購入されたお客様から「今日買えてよかった」と言われたことや、おじいちゃんとおばあちゃんが「最後の車にしたい」と私を指名してくださり、その一台を一緒に選べたことが特に印象に残っています。お客様が乗りたい車種が決まっている場合でも、金額面や支払い方法で最適な提案をすることで、最終的な後押しとなり、私に任せてもらえた時は本当に嬉しいです 。
採用活動の経験が、営業活動に生きたと感じる瞬間はありますか?

採用活動では、ほとんどの学生が初対面です。初対面の方と話す際に、どのようにアプローチし、好印象を与えるかが重要になります。この経験は、営業におけるアイスブレイクや、お客様との最初の接点での印象作りに大いに活かせていると感じています。
現在の営業チームや職場の雰囲気はどのようなものですか?特に他部署や営業との関わりで印象的だったことはありますか?

東広島の営業チームは7人で、全体では25人ほどいます。
私は東広島店の中で一番経験が浅いですが、先輩方には非常に可愛がってもらっており、居心地が良いです。3つの店舗の中でも、一番仲が良いチームだと感じています。
これは先輩方が素晴らしいのはもちろんですが、私自身も可愛がられるよう、日々の業務をコツコツこなし、挨拶など当たり前のことをしっかりやるように意識しています。
店舗全体の雰囲気も非常に良いです。店長が社員思いであり、お客様思いでもある方なので、みんながその店長についていっていると感じます。以前、ミスをしてしまった女性社員がいた際も、店長が適切にフォローし、アドバイスを与えていたと聞きました。
私自身も、間違えたりミスしたりした時には厳しく指導されることもありますが、できた時には「よくやったね」と定期的に褒めてくれるので、社員のモチベーション管理を細かく行ってくださっていると感じます。
サコダらしいと感じるのは、東広島店で何か目標を達成した時に、チーム全員が一致団結できるところです。例えば、お客様の多様なニーズに応える販売戦略や購入の選択肢を広げる取り組みなど、みんなで一つの目標に向かって積極的に取り組む姿は、まさにサコダの魅力だと感じます。
目標を達成すると、店長がチーム全員にご飯をご馳走してくれたり、各リーダーが後輩を食事に連れて行ってくれたりするなど、喜びを分かち合う機会も多いです。
東広島店は営業と整備が一緒になっている店舗なので、営業との関わりが非常に多いです。販売した車の要望を整備に伝えたり、逆に高額な修理が必要な古い年式の車に対して、整備側からお客様に乗り換えを提案して営業に繋げたりすることもあります .普段から一緒に食事をしたり、プライベートな話をしたり、ふざけ合ったりすることもあるため、他の店舗に比べて営業と整備の距離が非常に近く、仲が良いと感じています。
一般的に車業界では営業と整備はあまり仲が良くないイメージがあるかもしれませんが、サコダではそのようなことはありません。
今後チャレンジしたい営業のスタイルや目標はありますか?

今後の営業の目標は、まず東広島店で一番になり、さらに全店舗の営業の中でもトップを取り続けることです。ただ単に数字のトップを目指すだけでなく、お客様からも「山西君でよかった」という評価を口頭やアンケートの数字で明確にいただけるような営業マンになりたいと強く思っています。
最後に、サコダを検討している未来の仲間たちへ、メッセージをお願いします。

サコダを一言で表すなら、「人を大切にしている会社」です。
働く上で、人間関係からくるストレスはどの職場でも存在し、私自身も以前はそれがストレスでした。しかし、サコダに入社してからは、そのようなストレスがほとんどなくなり、ストレスを感じるとすれば、それは自分のミスや結果が出ないことに対する自分自身へのストレスだけです。それだけ、人が良く、働く環境が良いと感じています。
社長は常に私達社員に対して、「人で差をつけろ」と言っています。、サコダは「人」に力を入れている会社です。サービスや金額が多少異なっても、良い人がいればお客様はついてきてくれる、という幹部の言葉の通り、働く社員一人ひとりが輝いている会社だと感じます。私自身も、目標がなく、何をしたら良いか分からなかった学生時代を経て、サコダに入社し、輝いている先輩方を見て「自分も輝きたい」と強く思うようになりました。
新しい環境で成長したいと考えている方、ぜひ私たちと一緒に働きましょう!