元カー用品取扱店からの転身ー中井敬亮が語る、整備士として「人」と「成長」を追求できる職場の魅力
カー用品店での経験を経て整備士へと転身した中井敬亮さん。現在の職場では「人」と向き合い、自身の「成長」を実感できる日々を送っています。転職を決意した理由や前職で培ったスキルの活かし方、職場の雰囲気ややりがい、そしてこれから挑戦を考える方へのメッセージまで、率直に語っていただきました。
Q: これまでカー用品店で働かれていたと伺いましたが、現在の会社へ転職を決めた理由は何ですか?

正直、最初は転職するつもりはありませんでした。しかし、業界全体の変化が少しずつ不安材料になってきました。カーナビやドライブレコーダーが純正装備される車が増え、後付け需要が減少していたこともあり、仕事の幅が限られていると感じることもありました。さらに、日々同じ作業の繰り返しが中心で、このままでは将来の成長機会にも限界があるかもしれないと考えるようになりました。
転職を決めるとき、最初は迷いもありましたが、新しい職場の環境や将来性を考え、「挑戦してみよう」と思い転職を決意しました。
Q: 以前のカー用品店での経験は、整備士としての現在の仕事にどのように活かされていますか?

基本的な作業内容は以前の経験と似ていますが、今の会社ではお客様への関わり方が大きく異なります。
前職では、他社で購入された車を整備に持ち込むお客様が中心でしたが、現在は自社で販売した車に関わるため、困りごとや要望に対して一貫して寄り添う必要があります。そのため、作業だけでなく、お客様との会話や作業の提案の仕方まで、より丁寧で柔軟な対応を心がけるようになりました。
Q: 入社前に想像していた仕事内容や職場の雰囲気と、実際の現場でギャップはありましたか?

仕事内容については、大きなギャップはありませんでした。しかし、会社の雰囲気には入社直後から驚かされました。「すごく良い会社だな」と直感的に感じたんです。
私は現在、同じ店舗で約1年半勤務していますが、会社全体の交流が非常に活発です。以前のカー用品店では、全店舗のメンバーが集まる機会は年に1~2回程度しかありませんでした。しかし今の会社では、年に4~5回ほど旅行や食事会などで交流があり、店舗異動もあるため他店舗のメンバーとも自然に関わる機会が多く、チームの仲の良さを強く感じます。
Q: キャリアのある中途入社として、不安な点はありましたか?

はい、正直言うと人間関係の面で少し不安がありました。
私はもともと自分から積極的に話しかけるタイプではないため、若いメンバーが多い職場で馴染めるか心配だったんです。入社前は、「自分だけ浮いてしまうのではないか」と思うこともありました。
しかし、実際に入社してみると、心配はすぐに和らぎました。入社後1か月ほどで、同じ店舗のメンバーとは自然に会話できるようになり、困ったことがあればすぐに声をかけてもらえる環境だと実感しました。新しい仲間を温かく迎えてくれる「歓迎ムード」があったことも大きく、孤独感や緊張感を感じることなく、安心して仕事に取り組むことができました。
この経験を通して、職場の雰囲気や仲間の存在が、自分の成長や挑戦意欲にどれだけ影響を与えるかを改めて実感しました。
Q: 整備士として「やりがい」を感じる瞬間はどんな時ですか?

私が整備士として最もやりがいを感じるのは、新しい作業や知識を「自分のものにできた瞬間」です。たとえば、これまで見たこともなかった部品の分解や修理方法を理解し、無事に作業を終えられたとき、自分のスキルが確実に成長しているのを実感でき、とても嬉しくなります。
さらに、お客様から「ありがとう」や「来てよかった」と直接言っていただける瞬間も、大きなやりがいです。特に、名前を挙げて個別に褒めていただくと、自分の仕事が確実に誰かの役に立っていることを実感でき、励みになります。そうした声は、単に車を整備する以上に、人とのつながりを感じられる瞬間でもあり、整備士として働く喜びを改めて実感する瞬間です。
Q: お客様が喜んでくださる「理由」はどこにあると思いますか?

お客様が当店を選んでくださる理由は、決してサービスの価格の安さだけではないと感じています。私たち整備士は、車を直す技術だけでなく、一人ひとりのお客様にしっかりと向き合うことを大切にしています。困っていることや不安に思っている点を丁寧に聞き取り、相手の立場に立って考え、最適な提案をする。そんな小さな積み重ねが、お客様の信頼や安心感につながります。
たとえば、車のことで困って来店されたお客様に、ただ作業をこなすのではなく、「今後どういう点に注意すればいいか」「こうすれば安心です」と具体的に伝えたり、一緒に状況を確認したりすることで、お客様が目を輝かせて「相談してよかった」と言ってくださる瞬間があります。そうしたやり取りのひとつひとつが、私にとって整備士としてのやりがいや喜びの源になっています。
Q: 現在の整備チームや職場環境についてどう感じていますか?

私が勤務する店舗の整備工場には、13人のメンバーがいます。チームの仲は非常に良く、日々の業務はもちろん、何気ない会話や助け合いの中にも信頼関係が感じられます。新入社員が作業に迷ったり戸惑ったりしているときには、「大丈夫?」と声をかけたり、困っていることがないかこまめに確認するなど、自然とお互いをサポートする雰囲気が根付いています。
また、評価制度も明確で、目に見える形で自分の成長や目標を確認できるのが心強いポイントです。月ごとの目標や評価の仕組みがはっきりしているため、自分の努力がどのように反映されるかを実感しながら働けます。
現在の私の目標は、整備のお客様の台数を増やし、リピート率を高めることで、店舗をより活気のある場所にすることです。チーム全員が協力し、互いに切磋琢磨しながら目標に向かって進んでいる、この一体感も日々のやりがいにつながっています。
また、仕事よりも印象に残っているのは社員旅行です。去年は北海道、今年は名古屋へ行きました。来年はジャングリアへの旅行も予定されていると聞いています。こんな会社は他にないと、誇らしく思っています。
Q: 転職を考えている方、特に中途入社の方に向けて、この会社で働く魅力やメッセージをお願いします。

サコダ車輌は、働きやすい環境が整っており、人間関係の良さも大きな魅力です。未経験者でも挑戦しやすい教育体制があり、人数が多く助け合える環境のため、安心して仕事に取り組むことができます。
この会社では、ポジティブに考え、目標に向かって努力できる人ほど、自分の成長を実感しやすいと感じます。一緒に働く仲間には、困難な状況にも柔軟に対応し、ネガティブではなく前向きに考えられる人を特に歓迎します。そんな仲間と切磋琢磨しながら仕事をすることで、自分自身もさらに成長できる、それがサコダ車輌の大きな魅力です。