未経験から工場長の異色のキャリア!斎藤翔太が語るサコダ車輌の魅力と成長の軌跡

今回は、サコダ車輌の整備部門のチームリーダーとして工場長を務める斎藤翔太さんにお話を伺いました。新卒で入社し、自動車整備未経験ながらも工場長という要職に就かれた斎藤さん。そのキャリアパス、仕事への想い、そしてサコダ車輌で働くことの魅力に迫ります。

Q. 新卒で入社された当時、なぜサコダ車輌、そして整備職を選ばれたのですか?

実は、最初から整備士になりたいという強い気持ちがあったわけではありませんでした。学生時代はずっと公務員試験を受けていたのですが、最終発表の11月に不合格となり、これからどうしようかと考えあぐねていた時に、たまたま大学のキャリアセンターでサコダ車輌の求人を見つけました。その場で「今日明日で対応できるから来てください」と言われ、すぐに面接に行ったのがきっかけです。

 

当時は特に車業界に行こうとも思っていませんでしたし、私自身コミュニケーションが得意な方ではなかったので、副社長からは「営業は向いていないだろう」と思われたようです。そこで「整備士をやってみないか」と言われたのが入社のきっかけでした。

入社前には、3日間ほど会社の寮に泊まり、整備の仕事を実際に体験させてもらいました。そのとき、社員の皆さんの親切で丁寧な指導や、和やかで居心地の良い雰囲気がとても印象に残っています。「未経験でも大丈夫」と背中を押してもらえたことで、自分にもできるかもしれないと確信しました。この体験があったからこそ、他の会社を見ずにサコダ車輌に入社する決心がつきました。

Q. 「未経験入社」でスタートすることへの不安や、実際に働いてみて感じたギャップはどのようなものでしたか?

やはり一番の不安は、整備士の資格を持っていないのにこの仕事ができるのだろうかという点でした。当時は資格がないとできない仕事だと思っていたので、それが最も心配でしたね。

 

ただ、実際に働き始めてからのギャップはそこまで感じませんでした。入社1、2年目、3年目くらいまでは、とにかく覚える知識が多く、必死でした。自分で様々な作業を試したり、実践することを意識して取り組んでいたので、ひたすら新鮮で楽しかったという感覚です。

Q. 未経験入社から工場長に就任されたとのことですが、その時の気持ちや、工場長として心がけているリーダーシップ、マネジメントのスタイルについて教えてください。

 

工場長になれたのは、何か特別なことをしたからというわけではありません

 

やはり、資格取得を通じて自分の考え方が変わったことが大きいです。最初は三級から、次に二級、そして車検の検査を行う検査員の資格を取得するにつれて、自分のことだけでなく、店舗全体の実績や数字を見るようになりました。店舗の実績が良ければモチベーションが上がり、逆に低ければ何が足りないのか、何をすべきかを考えるようになったんです。

 

当時の整備責任者である常務からも、「仕事への向き合い方が大きく変わったね」と言われたタイミングが重なり、そこから仕事を任せてもらう機会が増えたのが工場長就任へのきっかけだと思います。

 

工場長として就任した時は、やはり責任の重さを感じました。以前は責任を取りたくないと考えていたタイプだったので、クレーム対応や大きな作業ミスへの対応など、精神的にきついこともあります。しかし、それ以上にやりがいの方が大きいので、ここまで続けてこられているのだと思います。

 

工場長としての主な役割はマネジメントです。お客様のリピート率や獲得率をどう上げるか、どうやって増やしていくかがメイン業務となります。私が心がけているのは、なるべく作業場にいることです。管理側に回るよう促されることもありますが、現場で一緒に車検作業をしたり、コミュニケーションを取る時間を大切にしています。また、現場とマネジメントを両立させるため、任せられる仕事は積極的に後輩に任せています。次期リーダーとなる彼らを育てることも私の仕事ですので、コミュニケーションを取りながらアドバイスを送り、できる範囲で仕事を任せるようにしています。

Q. 整備チームの雰囲気や一緒に働くメンバーについてどう感じていますか?また、お客様から言われて印象に残っているエピソードはありますか?

私がいる店舗は、ありがたいことにお客様が多くて予約が取りづらいというご要望をいただくことが多いんです。そのため、私としては「いかに枠を広げるか」が課題なのですが、チームのメンバーは皆が前向きに「どうやったらうまく受け入れられるか」「工場をうまく回せるか」を考えてやってくれているので、とても感謝しています。台数が増えれば整備士の負担は増えるのですが、文句も言わず、しっかりと前向きに捉えてくれる彼らは本当に素晴らしいです。

 

お客様との接客において、最近チーム全体で意識しているのは、「いかにお客様に次も利用してもらいたいか」というお客様目線で考えることです。以前は売上などの数字に目を向けがちでしたが、今はそうではありません。個人的にとても嬉しいのは店舗ができたばかりの頃に車検を依頼してくださったお客様が、今でもずっと私を訪ねて来てくれることです。数名いらっしゃるので、そういったお客様は本当に大切にしたいと思っています。「斎藤さん」と名前を呼んで来てくださると、すごく嬉しいですね。中には、私が現在の東広島店に異動する前の本社時代から10年以上利用してくださっているお客様もいらっしゃいます。

 

お客様が何に惹かれて来るのかは分かりませんが、私は人の顔と名前を覚えるのが得意なので、一度話したお客様のことは覚えていますし、自分から積極的に話しかけるようにしています。お客様からは「笑顔がいいね」と言っていただいたり、「サコダに来るのが楽しみ」と言われたりすると、本当に嬉しいですね。

Q. 今後さらに挑戦していきたいことや目指すキャリア、そして工場やチームをどのような形にしていきたいか、目標を教えてください。

今後は、自分の知識を整備だけでなく営業の分野にも広げていきたいと考えています。分からないことがあれば営業スタッフに聞くこともありますが、私が営業知識も持っていれば、自分で完結できることも増えると思います。会社全体の成長に自分自身が貢献し、ついていきたいというのが今の目標です.

 

工場やチームとしては、会社の成長スピードが非常に速いので、一人ひとりがその成長スピードに合わせたレベルアップができる組織にしていきたいです。特に私の店舗の課題としてはお客様の離脱が多い地域なので、お客様目線で考えられる組織を目指し、離脱率の改善に一番取り組んでいきたいと考えています。

Q. サコダ車輌は未経験からでも活躍できる環境だと感じていらっしゃるとのことですが、その理由や、この会社に合うのはどんな人だと思いますか?

サコダ車輌は未経験からでも活躍できる環境だと強く感じています. その理由は、現在教育カリキュラムが非常にしっかりしているからです。入社して1、2ヶ月は先輩がつきっきりで教えてくれる環境があるので、非常に学びやすいと思います. 私の入社当時は「やる気のあるやつはどんどんやれ」というスタイルでしたが、今は個人のレベルやスピードに合わせた教育が仕組み化されています. ですので、未経験の方でもどんどんチャレンジしやすい環境です。

 

この会社に合う人、というのは特に限定されません。私自身、もともとコミュニケーションが苦手なタイプでしたが、それでも成長できる環境がありました. ただ、強いて言えば、成長意欲が高い人には非常に合う会社だと思います。

Q. あなたにとってサコダ車輌を一言で表すと?

私にとってサコダ車輌は、「和気あいあいとしていて、気楽に過ごせる、楽しい会社」ですね。メンバーが皆仲が良く、非常に活発な雰囲気があります. 新卒の方でも、中途の方でも、きっと「楽しい」と感じられる会社だと思います!