車への揺るぎない情熱を仕事に、そして未完成の領域への挑戦を追う高原将博の「夢のキャリア」
サコダ車輌で「幼いころからの夢」を叶え、キャリアを築いてきた高原将博さん。学生時代のアルバイトをきっかけに整備士として経験を積み、やがて鈑金・塗装部門の立ち上げに挑戦しました。奨学金制度や多彩な車種に触れられる環境、温かい社風、そしてお客様の笑顔が彼の原動力。まだ発展途上にある領域へ果敢に挑み続ける、その情熱に迫ります。
Q: 学生時代にサコダ車輌でアルバイトを始めたきっかけは?

私がサコダ車輌でアルバイトを始めた最大のきっかけは、当時提供されていた奨学金制度です。それに加えて、幼い頃から車が大好きだったことも理由です。幼稚園の頃にはトミカやラジコンで遊び、車にどっぷり浸かっていました。出身は広島ですが、サコダ車輌の名前はテレビCMでよく目にしており、自然と興味を持っていました。
この奨学金制度は、1年間につき100万円、2年間で合計200万円を貸し付けてくれるもので、さらに5年間サコダ車輌で勤務すれば返済が不要になるという非常に魅力的な内容です。3年間勤務すれば半額免除される仕組みもあり、学生にとって大きな助けになりました。実際に利用してみると、返済のプレッシャーがないため、自分の趣味やプライベートにもお金を使える余裕があり、本当にありがたかったですね。
Q: 数ある自動車関連会社の中で、サコダ車輌を選んだ理由は?

奨学金制度の魅力ももちろん大きかったのですが、それ以上にサコダ車輌の強みは「さまざまなメーカーの車に触れられること」にありました。ディーラーではどうしても特定のメーカーに限定されることが多いですが、サコダ車輌では国産・輸入車を問わず幅広く経験できるため、技術を総合的に磨ける環境だと感じました。さらに、入社前に会社の雰囲気を見学した際、社員の皆さんがとても気さくで、初めての私でもすぐに馴染める印象を受けました。困ったときにはすぐに助けてもらえる、温かく協力的な社風も、大きな決め手となりました。
Q: 新卒で整備職に就いたときのイメージとギャップは?

整備士の仕事は車と向き合うものだと思っていましたが、実際には「接客がほぼメインに近い」部分もあり、元々苦手意識がありました。そのため、最初は大きなギャップを感じ、戸惑いも大きかったです。しかし、先輩方が積極的にお客様とのやり取りの場を作ってくださったおかげで、少しずつ慣れ、今では整備と接客の両方を経験できること自体が大きな学びになっています。特に、お客様の喜ぶ表情を見ると、苦手意識を乗り越えた達成感と充実感を感じられるようになりました。
Q: 鈑金・塗装部門へキャリアチェンジした理由は?

キャリアチェンジのきっかけは社長から直接声をかけていただいたことですが、私にとって最も大きな理由は、「まだ形になっていない鈑金・塗装部門をゼロから作り上げる挑戦ができる」ことでした。当時は作業フローやシステムが整っておらず、手探りの状態で「どうやって効率的かつ高品質な部門を構築できるのか」を自分自身で体験してみたいという強い思いがありました。さらに、単純に車が好きという趣味的な側面もあり、鈑金技術を習得することで自分の趣味にも活かせる。まさに「車が大好きだからこそ、全部やりたい」という純粋な気持ちが、挑戦への原動力となりました。
Q. 今のチームとやりがいについて教えて下さい。

現在の鈑金・塗装チームは非常に明るい雰囲気で、50代のベテランも多く在籍していますが、年齢や経験に関係なく話しかけやすく、困ったときにはすぐにサポートしてもらえる環境です。フレンドリーで助け合いの精神が根付いており、安心して作業に集中できる、とても働きやすいチームです。
仕事をする上で私が大切にしているのは、社長の口癖である「車を買う方にとって、車は10年に一度の大きな買い物」という言葉の意味を常に意識することです。お客様にとって非常に重要な買い物だからこそ、価値あるサービスを提供する責任を強く感じています。そのため、私は常に「ミスをなくす、ミスをしない」ことを心がけ、慎重かつ丁寧に作業に取り組んでいます。
そして、何よりのやりがいは、お客様が喜んでくださる瞬間です。例えば、ガラス交換でお預かりした車をサービスで洗車や室内清掃してお返しした際に、笑顔で「綺麗にしてくれたの?」と喜んでいただけたときは、心から「やってよかった」と感じます。こうしたお客様の笑顔や感謝の声が、日々の仕事の原動力になっています。
Q. 将来的なキャリアの目標や、サコダ車輌での働き方の魅力、一緒に働きたい人物像を教えてください。

将来的には、凹んだ鉄板の引き出し作業やパテ塗り、塗装など、鈑金・塗装に関わる全ての工程を習得し、「一人で全てを完結できる職人」を目指しています。
サコダ車輌では、こうしたキャリア形成ができるだけでなく、社内行事が非常に豊富で、社長の誕生日会や新人歓迎ボーリング大会、運動会など、ユニークなイベントを通して普段関われない社員とも交流できるのが魅力です。また、社長の考え方に共感する社員が多く、全員で成果を目指して協力する文化が根付いており、責任感を持って仕事に取り組む一方で、楽しさを忘れない雰囲気も特徴です。
こうした環境の中で一緒に働きたいのは、「素直な人」です。真面目すぎず柔軟で、車への情熱を持っている方は、サコダ車輌の文化に馴染みやすく、共に学び、成長できると感じています。